臨終とはどんな意味でどんな状態?死亡が確認されることを指します。臨終でも条件によってその後の葬儀がスムーズに行えない場合もあります。病死などは医師が診断しますが、自宅などで原因不明の場合などには警察に連絡する必要もあるのです。注意!!
臨終とは?
臨終とは、基本的には医師によって死亡が確認されると「ご臨終です」と言われます。つまり医師が死亡の宣告をすることで死が認められることです。もう少し詳しく掘り下げると「〇時〇分、死亡を確認しました。」と宣告されます。統計的データでは、自宅より病院で死を迎えるケースが約7割です。
病院で臨終したら?
日本人は病院で7割近くの人が死亡します。医師によって死亡宣告されると看護師が遺体を清め、耳、鼻、などに脱脂綿を詰めて整え死後の処理が行われます。
その後、葬儀を執り行うか自宅で葬儀をするかわかりませんが、帰宅するまでは遺体を病院の霊安室に移されることになります。最近では、すぐに葬儀を行う場合は葬儀会社を経由して遺体を葬儀場まで移すこともあります。
自宅で死亡した場合は?
自宅で死亡した場合は、それまでの主治医に連絡をして、その指示に従います。基本的には、主治医が死亡診断書を発行してくれます。その後に葬儀の準備をします。
医師の診断が受けられない場合はどうするの?
原因不明の急死の場合やかかりつけの医師がおらずに24時間以内に医師の診断が受けられない場合は、警察に連絡をしなければなりません。こうした場合は、警察で監察医の検死を受ける必要があるのです。そして検死が終われば死亡届を出すことができますので、遺体は自宅に戻されます。
臨終後は末期の水をとる
臨終を迎えたら「末期の水(死に水)」をとります。この由来は、死者の命がよみがえることを願うとともに、死後にも渇くことがないようにという願いを込めた儀式です。
末期の水の行い方
新しい箸か、箸の先に脱脂綿を巻いて糸で縛ったものに水を含ませて、軽く口を湿らせます。また菊の葉に水をつけてそれで末期の水をとることもあります。
末期の水の順序
末期の水の順序は、最初に喪主となる人です。次いで血縁の近い順番で行います。
臨終を迎えたら行っておくべきこと
危篤状態の時に親族関係や親戚関係さらに親しい友人知人に連絡しましたが、亡くなったらそのことを再度連絡します。さらに葬儀・通夜の日付が決まっておればそれをあわせて連絡することが望ましいでしょう。
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