葬儀の進行をフロー表を使ってみてみましょう!会葬礼状は忘れずに!!ここでは、葬儀の進行をわかりやすくフロー化してみました。おおよその流れをつかむことで葬儀の進行の全体像をつかみ葬儀をスムーズに進行させていきましょう!!
葬儀の進行の流れ
前回、葬儀と告別式は別の式と話しましたが、今回は葬儀の進行状況についてみていきましょう。おおよその流れをつかんでおれば進行もスムーズに行えるはずです。ただ、現在ではある程度のお金を出せば、すべて葬儀社が手配してくれることもあります。ですが、一応、覚えておきましょう。
葬儀進行のフローチャート
では、早速ですが、葬儀の進行状況についてみていきましょう。
①開式
葬儀・告別式の開式です。通常、式の10分前までには着席できる状態をつくっておきます。弔問客は、30分前には会場に到着して受付をしておきましょう。
②僧侶読経・引導
式が始まると僧侶が入場します。そこでは読経が30分から40分くらい行われ、最後に引導を渡します。
引導を渡す?
引導とは、導師(僧侶)が死者に済度(さいど)するために死者の棺の前で法話を唱えます。これを「引導を渡す」といいます。済度とは、苦しんでいる人々を救い悟りを開かせるという意味です。
③焼香
読経中の僧侶の指示に従って順番に焼香をしていきます。
④弔辞・弔電の紹介
読経中ですが、弔辞や弔電が読み上げられます。通常は、上位3名の代表者が読み上げられます。
⑤喪主の挨拶
導師に引導を渡されて無事あの世へとおくられた故人。その後に今回の喪主や世話人などから会場の皆様にあいさつなどをします。そしてお礼を申し上げます。
⑥故人との最後のお別れ会
喪主の挨拶が終わると最後に喪主から最後のお別れの言葉を申し上げて故人の棺等に花などを飾り付けたり顔をみたりする機会があります。地域によっては異なりますが、別れの花を添えるという最後の行事です。近親者がとりおこなってもよいですが、故人との親友だった方々も行ったりします。
⑦釘打ち
地域によりますが、最後のお別れがすんだら棺に釘を打つ儀式もあります。良い棺の場合は、レバーなどで動かなくなる工夫がされています。ただ、この際、棺に向かって小石で2回ほど軽く打つことは、だいたい共通しているようです。ただ、個人的には棺に釘を打つ場面はあまりいい思いはしないと思います。
⑧出棺
棺などは近親者が運びます。ただ女性ばかりの場合は、男性陣に力を借りる場合もあります。
⑨喪主の出棺時のあいさつ
棺の出棺時にも喪主は最後の挨拶をとりおこないます。この時の挨拶も考えておきましょう。意外とぶっつけ本番では言葉が出てこない場合がありますから、紙に書いたものを読み上げるのも1つの方法です。
会葬礼状
会葬礼状は、式が終わった後に郵送で送られるものだったようです。しかし、最近では、香典の返礼品と一緒に会葬状を手渡す形が多いようです。
会葬礼状は、いろいろな形式があります。葬儀社ではこうしたものも用意されていますので定型文からあうものを選んで作成しましょう。差出人は、喪主とその家族だけでもよいですが、親戚一同や世話人代表なども連名するとよいでしょう。
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