故人が亡くなったら、葬儀の準備をする。その段取りをわかりやすく解説!まず最初に、喪主や世話役の選定をします。次に葬儀の形式を選定します。そして菩提寺に連絡して通夜・葬儀・告別式の段取りをします。枕経の時にも菩提寺には来てもらった方がよいでしょう。
両親(兄弟姉妹等)が亡くなったら、葬儀の準備をします。
自分の両親や兄弟姉妹が亡くなられた場合には葬儀を行わなければなりません。死亡届での第一順位の家族、同居の親族、同居していない親族、親族以外の同居者という順番でした。葬儀を行う場合も責任をもってこの順番の方がやるべきでしょう。ただ、葬儀はふつうに執り行えば、200万円~300万円はかかる高額なものです。普通葬儀を選ぶか家族葬儀を選ぶかは自由ですが、まずは葬儀の準備をしましょう。
喪主・世話役の選定
喪主になる人は、遺族を代表して弔問を受ける重要な立場です。一般的には故人の配偶者が喪主となりますが、配偶者がいない場合は子供が、子供がいない場合は父・母・兄弟姉妹が務めることが通常です。
葬儀の進行を考える
葬儀の進行をする場合は、様々な人々の協力が必要となります。葬儀進行でも最低これだけの世話役が必要となってきます。葬儀会社に頼めば、お金を多少払ってやってもらえることは可能な葬儀会社もありますが、いろいろと準備をするのに大変だということは、覚えておきましょう。
受付係
弔問客の記帳や香典を受ける係などです。人数が大規模な場合は、通常2人くらい配置します。
会計係
葬儀関係の現金を管理する係です。
進行係
葬儀の進行を担当する係です。
接待係
僧侶や弔問客を茶や菓子、食事などをもてなす接待係です。
車両係
車で来場する弔問客を駐車場まで案内したり、火葬場までの送迎車などを手配する係です。
これだけの世話役係が必要なのです。現代では核家族化が進んでいますから、普通の葬儀ですと弔問客が30名以上出席してもらえるような近所付き合いや知人付き合いなど顔が広い方には向いているとは思いますが、ここまでの葬儀を行うと意外と大変です。ですから、家族葬でもいいと思います。
葬儀の形式を選定する
日本の主流は仏式です。約9割がこのスタイルだそうです。その他のスタイルもあるので見てみましょう。
仏式
日本で主流の仏式です。祭壇を祀り、お寺の和尚様がお経を唱えて死者を黄泉の世界に送り出します。葬儀といえば、日本の場合、ほぼ仏式だと思ってもよいでしょう。
神式
神式とは、神道の方々です。簡単に言えば、神社の熱心な信仰者の方々の場合は、こうしたスタイルで行われます。のちに神式の葬儀の手順を書きますので参考にしてみてください。
キリスト教式
キリスト教信者の方々が行う葬儀の形式です。カトリック教の場合は、教会が主導して行うようです。主に和尚ではなく、神父様が儀式を主導してとりおこなわれます。
無宗教
無宗教の場合は、葬儀会社の方々も困る場合があるようですが、通常は仏式として行うことが多いようです。
葬儀の形式などは、生前に両親がどのような信仰をしているのかを確認しておきましょう。先祖代々の土地に住み続けている方々は、菩提寺というお寺との付き合いもあり、宗派もわかります。多くの場合の仏式では、曹洞宗、臨済宗、天台宗、真言宗、浄土宗、浄土真宗などの宗派に分かれています。しかし、これらは仏式と呼ばれています。確認できるときにお寺の和尚様に何派ですか?と聞いておくのもよいでしょう。
菩提寺に連絡します。
菩提寺とは、先祖代々の霊位を祀っているお寺です。つまり、お世話になっているお寺という意味です。こうしたお寺様には亡くなったら、連絡しておきましょう。枕経などでも来てもらえますよ。そして、その後の打ち合わせをします!!
仏式でない場合は、教会、神社に連絡します。
葬儀をキリスト教式や神式で行う場合は、関連する神社や教会に連絡しましょう。キリスト教のカトリック派の場合は、教会主導で別れの儀式をする場合もあります。
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