死装束をして準備万端!あの世へ行くための六文銭は忘れずに!故人の遺体を棺に納める納棺の儀式前の最後のあの世への旅たち前の姿へ!三途の川を渡るための準備です。迷信ですが、やはり気持ちだけはあの世へ行く前にも立派にしてあげたいものですね?
死装束とは?
死装束とは、故人の遺体を安置している間に、棺に納めることを納棺と言います。その納棺前のあの世への旅たち前の着替えだといえます。死装束は、仏教の考えで死んだ人があの世へ行くときに三途の川を渡ります。この三途の川を通ってあの世へと旅立ちます。そうしたことから、旅たちの姿格好にする儀式だとも言えます。その格好の内容は、のちに詳細します。仏さまになるためにもきちんと成仏してほしい。そんな願いを込めた遺族達の優しい最後の思いやりだと言えるでしょう。
納棺前の着替え。死装束ってどんなもの?
納棺前に故人に着せる死装束。この衣装には、体の部分に白い経帷子(きょうかたびら)、足には白足袋(しろたび)、頭には天冠(てんかん)、手の甲には手甲(てっこう)、足には脚絆(きゃくはん)、靴の部分にわらじ、鞄として頭陀袋(ずだぶくろ)、そして、杖に数珠(ずじゅ)を持たせるのが一般的です。そして懐に六文銭を入れておきます。この六文銭は、一般的に六文銭のコピーみたいなものを入れておくことが一般的です。
最近では簡素化されていることも?
葬儀社などでとりおこなわれる葬儀前の死装束も最近は簡素化することもあります。プランによっても違いますが、浴衣をかけたり、紙製の着物で包むこともあります。ただこの場合でも浴衣などは左前で合わせるという作法を守っているようです。
納棺の儀前の死装束
葬儀社では、プランによって違いますが、納棺前の儀には湯灌(ゆかん)といって故人の遺体をきれいに洗ってくれます。その後、死化粧をして死装束を着せてくれます。
棺に入れる納棺の儀。これはやはり親族や遺族で行いましょう。葬儀社がやってくれますが、最後の旅たちのせめてもの思いやりといってもよいかもしれません。
→納棺とは?遺体を棺に納める作業です。家族や親族で行うのがよい。