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墓石はなぜ必要か？
墓石はなぜ必要なのか？これには諸説がありますが、その昔、古墳時代などでは王族が古墳という土葬のお墓を建てています。こうした流れから、現代にまでうけ継がれ形を若干変えながら今の形式になっていったというのが自然の流れでしょう。
お墓という意味では、やはり故人の墓標となる形を残したかったからこのように埋葬されていったのでしょう。つまり、次の3つの要素があるといえます。
①故人の家としての性質、②遺族の心のよりどころ、③先祖代々のお遺骨の置き場所といった性質があるといえます。
ですから、日本人にとってお墓は、先祖供養のためのしるしとして必要なものと言えるでしょう。
埋葬の形式
現代の日本では、埋葬方法は火葬ですが、火葬された後に残る遺骨をどのように供養するかは宗教の事由ですし、いろいろな方法もあります。一般的には、お墓は、墓石といった皆が知る形式がほとんどですが、中には変わった埋葬方法もあります。では、埋葬形式を見てみましょう。
一般墓
一般墓は、寺院や墓地区画、霊園などに建てられている石が長方形になっている一般的なお墓です。ここに戒名を掘ったり、宗派の名前「南無阿弥陀仏」などを彫ってある石が建ててあるものです。
永代供養
一般墓は、後継者が管理してくれますが、永代供養は、後継者がいない場合などに利用されます。遺骨などがあれば管理費不要で供養してくれるのが特徴ですが、遺骨の返却はされません。よくお寺などで合祀されています。特徴は、墓標などがないことです。お参りするときは、永代供養塔に線香などをあげることしかできませんが、他の遺骨や霊も祀られているということです。
納骨堂
最近見られるスタイルです。特に都心ではなかなか墓地を建てられる場所が限られていますので、納骨堂に遺骨を供養してもらう方法です。最新のものでは、供養塔にお参りするときは、その遺骨が供養塔に来るようになっています。新世代の納骨方式と言えるでしょう。
樹木葬
樹木葬は、樹木の下に遺骨を埋葬する新しい方式です。しかし、一定期間後に合祀される場合もあり、遺骨等は返却されないようです。ただ、墓石と比べると管理コストなどは安いようです。
一般墓の建てる場所はどこ？
お墓を建てる場所は、ここでは公営霊園、民営霊園、寺院霊園の３つといえます。通常、墓地と呼ばれる場所は、このいずれかのタイプで運営されています。
お墓はいつ建てるの？
お墓を建てる時期は、生前建墓、故人が亡くなって一周忌が来るまで。四十九日法要の時期までとされています。墓は注文してから建つまでに二か月近くかかる場合もあります。ですからできる限り、生きているうちに墓を建てるほうがよいでしょう。また、先祖代々の田舎の墓に入る場合は、先祖のお墓がありますのでそこでもよいだろうと思います。
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