お歳暮の礼儀とマナー!贈る金額はどのくらいがベストなの?日頃お世話になっている人に感謝の意味を込めて冬に贈り物をするのがお歳暮です。反対に夏に贈り物をするのが、お中元です。贈る品物の相場は相手にもよりますが平均3,000円~5,000円が目安です。
お歳暮の礼儀やマナー
お歳暮とは日ごろからお世話になった人たちへの感謝の意味を込めて贈る品物となっています。その起源は古来中国の年中行事から派生したと言われています。こうした伝統行事が形を変えて今日のお歳暮という形式になっていったのだと考えられます。
そして、このお中元・お歳暮は日本の百貨店が推し進めた年中行事だったとも言えます。戦後から急速に発展した社会では、上司や周りの人のおかげで豊かになっていく人たちが増えていきました。もちろん、こうした歴史的背景が起因しますが好景気もあってこうした風習が常態化するようになっていったとも言えます。詳しく研究していませんのであくまでも推測ですが、百貨店側の売り上げ増大キャンペーンの一環も大きく寄与していることがうかがえます。
お歳暮を贈る場合
お歳暮は、本来は直接相手宅を訪問して直接贈り物をするものでした。しかし、相手側が遠方なども考慮して近年では、デパートや百貨店から直接送ることが一般的になってきました。
かけ紙などは、紅白の蝶結びの水引でのし付きが基本です。そして表書きには「御歳暮」と書いて贈ることが常識です。
お中元を贈った場合は、基本的にお歳暮も贈るようにします。
いただいた場合のお礼は基本的には不要のようです。しかし、常識としてはすぐに礼状を出すことが相手に対する礼儀だといえます。
御歳暮はいつまでに贈りますか?
通常は、12月の上旬から20日までの間に相手側に届くように手配することがよいでしょう。
御歳暮の期間を過ぎてしまったらどうしますか?
年が明けて正月の7日までに届くように手配して「御年賀」として贈ってもよいでしょう。
何を贈ればよいのでしょうか?
お中元と同様に商品券や実用的なものが好まれます。相手に家族構成や好みにあわせた贈り物がよいでしょう。その場合、相手の健康状態なども考慮しておきましょう。
先方が喪中の場合は、お歳暮を贈ってもよいのでしょうか?
贈ってもかまいません。ですが忌明前なら四十九日が過ぎてから贈るほうがよいでしょう。その場合は、表書きを「寒中見舞」とします。
御歳暮は贈り続けないといけないのでしょうか?
仲人さんや一時期お世話になった方に贈る場合は、手紙などを添えておけばいいでしょう。「この度は大変お世話になりました」と書いておけば、次回からは贈らなくても大丈夫です。
仲人さんにもお歳暮・お中元を贈るのですか?
挙式関係の仲人さんには3年間を目安にお中元・お歳暮を贈ることが最良の常識です。
御歳暮の贈る金額はどのくらい?
御歳暮の品物の相場は、3,000円~1万円が目安のようです。
御歳暮の一般的な相場表
表1:お歳暮の一般的な相場表(単位:円)
~30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | |
上司 | 3,000~5,000 | 5,000前後 | 5,000~ |
親・親戚 | 3,000~5,000 | 5,000前後 | 5,000~ |
仲人 | 3,000~5,000 | 4,000~5,000 | 5,000~ |
→敬老の日とは?祖父母に深い感謝を表す日です。老人敬愛をする日です。