清涼飲料水の原価は安い。国内製造の場合は、容器のほうが原価が高い!市販で売られている清涼飲料水の中身より容器のペットボトルや缶のほうが高いという事実をリサーチ!さらにファーストフード店では飲料メーカーの原液が無料で宣伝の為に提供されることもある。
衝撃の事実?清涼飲料水の原価は缶やペットボトルのほうが高い
国内で販売されている清涼飲料水ですが、代表的なものに水やコーラ・サイダーなど人気で親しまれている飲み物がたくさんあります。
そんな飲み物の原価が知りたくなってしまい調べたところ衝撃の事実だったのでみなさんと情報を共有したいと思います。
商品の中身によって多少のひらきはあるものの平均的と言われるものの値段ですが、1缶120円の350mlの飲み物を買うとしましょう。
その原価なんですが実は、約2円前後と言われています。勿論国内の製造工場で作った場合です。そして気になる缶の値段ですが、国内製造工場で製造したもので1缶350mlの容器で約11円の原価と言われています。
一方、500mlのペットボトルを見てみましょう。おおよそ中身が2.5円前後の原価でペットボトルが約12円の原価と言われています。
こうして考えてみると原価だけで見れば物凄く利益率のいい商品だということがわかります。
- 350mlの缶の場合、中身が2円、缶が11円の原価費用
- 500mlのペットボトルでは、中身が2.5円、ペットボトルが12円
容器の製造費のコストはほぼ電気代
容器のほうが中身より実に約5倍も高いのですが、この差はといえば、生産する際に使用する多額の電気代が占めています。
何かを生産するときって電気が必要です。例えば、家庭でも暖房を入れる際にエアコンを使用する場合、温かさを生産するわけですからその代わりとして電気を消費します。
こうした生産時の電気代がコストの大半を占めるのが日本の生産現場の実態なのです。近年は、原発事故以来電気の見直しが行われており、電気代も高騰する傾向にあります。
電気代が高くなりすぎれば売る商品の価格もあげなければなりません。脱原発はいいことなのですが、エネルギーが不足すればそうした電気代の面に直撃するのが市場原理です。
今後も少しづつ高くなる電気代には何とかしたいものですね。
原価以外にもコストはかかるのが事実
今まで話したことは、あくまで原価だけの話です。実際にはこうした製品をつくるのに多額の費用がかかります。土地を用意して工場を建設し、生産設備を設計する。
その他、行政などに許可申請の書類の山を作成する。これだけで人件費や設備費用でとても1個人が生産できるものではないのです。
さらに、つくった製品をつくる人件費や輸送する輸送費などを計上していけば利益が1本あたり微々たるものになってきます。こうしたことをふまえて考えれば、利益を出すためには原価率を下げて粗利益率を上げるにこしたことはないということです。
少し難しいですが、資本が1回転つまり初期投資費用が回収できたらあとは固定費以外ほぼ利益なのです。
こうした富のスパイラルをつくることができる資本家が一番得をするのです。
ですから、世界1の投資家でもあるウオーレンバフェット氏は、コカ・コーラが利益の源泉を得るのを知っているのでコカ・コーラに多額の投資をしているのです。
ファーストフード店のドリンクは原価はどうなの?
私の友人や知人に聞いた話ですが、実はファーストフード店に置かれているジュース類の原液は実は上のほうでの提携で場合によってはメーカーが無料、つまり、ただで提供していることもあるのです。
この原理は、ファーストフード店で自社の飲み物を宣伝してもらうためということなのです。こうした原価などを正しく理解すればファストフード店もどういったところで利益をだしているかがわかります。
しかし、実際に理解しているのは経営者層の上層部だけかもしれません。通常店舗は経費に原液代を計上させられている場合がほとんどなのかもしれません。
ファストフード店はサイドメニューで儲けるという仕組みがあるようですが、こうしたカラクリが存在していたのですね。(笑)
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