叙勲という日本の勲章には序列やどのような種類があるのか?勲章には、最高位の大勲位菊花章頸飾飾が最高勲位です。順に大勲位菊大綬章、桐花大綬章と続きます。その下には、旭日大綬章・瑞宝大綬章・宝冠大綬章・文化勲章と続きます。簡単にその序列を見てみましょう。
日本の勲章制度その勲位と序列
日本の叙勲制度の序列です。
序列 | 勲章 | 旧制度の等級 |
1 | 大勲位菊花章頸飾 | 大勲位 |
2 | 大勲位菊花大綬章 | 大勲位 |
3 | 桐花大綬章 | 勲一等 |
4 | 旭日大綬章・瑞宝大綬章・宝冠大綬章・文化勲章 | 勲一等 |
5 | 旭日重光章・瑞宝重光章・宝冠牡丹章 | 勲二等 |
6 | 旭日中綬章・瑞宝中綬章・宝冠白蝶章 | 勲三等 |
7 | 旭日小綬章・瑞宝小綬章・宝冠籐花章 | 勲四等 |
8 | 旭日双光章・瑞宝双光章・宝冠杏葉賞 | 勲五等 |
9 | 旭日単光章・瑞宝単光章・宝冠波光章 | 勲六等 |
以上のようになっています。
- 旭日章・・・鉱石の内容に着目し顕著な功績をあげた方
- 瑞宝章・・・公務等に長年従事し、成績を挙げた方
- 文化勲章・・・文化の発達に対し特に顕著な功績のある方
- 宝冠章・・・外国人に対する儀礼叙勲等特別な場合に、女性のみに授与される勲章として宝冠章とよばれる。
勲章・喪章制度の概要(内閣府ホームページ)参照
勲章の種類・授与対象(内閣府ホームページ)参照
天皇陛下は大勲位を佩用される
天皇陛下が勲章を佩用される勲位です。
- 大勲位菊花章頸飾
- 桐花大綬章
- 文化勲章
文化勲章は法律の定めで受賞者に年金が支払われる
文化勲章受章者には、現在年額で350万円の年金が支給されています。その昔は、勲位によって支給される年金制度がありましたが、その制度がすべて廃止になったようです。そうしたことから、文化勲章も年金がもらえないのが通例なのですが、「文化功労者顕彰制度」というものが昭和26年に創設されその結果、現在でも文化勲章受章者には終身年金の非課税で350万円が支払われるそうです。国民年金や厚生年金とは別物らしいので、受賞者にはとてもよいお小遣いともいえます。
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