世界遺産のアクロポリス!ギリシャのアテネにある古代都市国家!!1987年に文化遺産登録された紀元前8世紀前後の都市国家!政治・経済・文化・芸術・哲学など当時のヨーロッパを牽引した文化都市の中枢です。一度は訪れたい古代ギリシャの聖地です!!
文化遺産 アクロポリスとは?
アクロポリスとは、「小高い丘」、「城市」といった意味だそうです。こうしたものがギリシャにはたくさんあったそうですが、その中でも一番有名なものがアテネにあるアクロポリスです。
海抜156メートルにある丘の上に街を見渡せるように神殿が築かれています。アテネの場合は、この神殿は神を祀る場でだけでなく、緊急事態の時の避難場所や戦争時の要塞などの機能も持ち合わせていたようです。
また、現代の銀行のような機能も付随しており国家の市民の財産管理も行われていたようです。
パルテノン神殿の完成
アテナにあるアクロポリスの神殿は、ドリス式建築で有名なパルテノン神殿です。守護神として祀られているアテネの女神像に捧げられた記念堂だといわれています。
紀元前432年に完成しています。この建築技術は当時最高傑作の彫刻技術などが使われており当時から人間の技術力の高さが理解できる構造物です。
さらに昔は、パルテノン神殿の中に守護神女神像アテナを祀る像が黄金と象牙で造られていたそうです。その価値は何とパルテノン神殿2つ分の価格だそうです。
今では、文化遺産として過去に戦争や自然劣化で破損した部分を200人以上で大規模修復作業が行われているようです。
エレクテイオン神殿
パルテノン神殿の北側に立っているエレクテイオン神殿!6体の女神像が屋根を支えるカリアテイデイス柱廊があり、イオニア様式の優雅さを物語っています。
かつてはこの神殿にアテナ像が安置されていたようです。宗教的要素の高い神殿でかつてのギリシャ神話の王の埋葬地としても言い伝えがあるらしいですが、実際は、アテナやポセイドンなどに捧げられたものだそうです。
アテネのアクロポリスその他見どころ
アテネにあるアクロポリスは古代史が学べる重要文化財。
日本人である私たちでさえギリシャ神話に出てくるポセイドンやゼウス・アテネなどを耳にしたことがない人はいないはず?
それだけの歴史があります。この他にもまだまだアクロポリス内には様々な建造物がたくさんあります。
- パルテノン神殿
- アテナ神殿
- エレクテイオン神殿
- アテナプロコマス像
- エウメネス柱廊
- デイオニューソス劇場
- アテナイ音楽堂
- アテーナーニーケー神殿
見どころはたくさんあります!!1日中観光しても飽きません!!
海神ポセイドンと女神アテナの神話
パルテノン神殿に祀られている像はアテネ像です。その理由は、ギリシャ神話の次のエピソードから推測できます。
知恵とたたきの女神アテナと海神ポセイドンとアッテイカ地方の宗主権を争っていたそうで、両者とも主張を譲らなかったためにどちらが守護神にふさわしいか他の神々に審査してもらうこととなりました。
そこでアッテイカへ贈り物をしどちらが人々を喜ばせることができるかを競い合いました。ポセイドンの三叉の戟で地面を突き刺し、塩水の泉を湧かせました。
一方アテナは槍で地面を突きオリーブの木をはやしました。結局、オリーブの木のほうが人々に役に立つと判断されアテナがアッテイカ地方の守護神となりました。
その首府は女神の名前にちなんで「アテナイ」と呼ばれるようになり、アクロポリスの丘の上にアテナを祀るようになったといわれています。
アテネのアクロポリス アクセス
地下鉄2号線AKROPOLI駅から徒歩約12分。バスではシンタグマ広場のフィレリノン通りから230番でAkropoli下車、徒歩約3分
営業時間
アテナイのアクロポリス営業時間
夏季:8:00-19:00
冬季:8:30-14:30