15夜(十五夜)とは中秋の名月とも呼ばれます?どんな行事なの?秋には昔から農作物の収穫が行われ、収穫した農作物を五穀豊穣の神様にお供えし、感謝していたのが習わしでその際に満月を鑑賞しながら宴を催していたのでこのような呼び方をされています。
15夜(じゅうごや)、中秋の名月はどんな行事?
神楽仁
旧暦の8月15日、つまり新暦では30日遅れですから9月15日の日の満月を「中秋の名月」と呼んでいます。この時期には昔から農作物の収穫時期も重なっており、五穀豊穣を神様に感謝するためにお供え物をし、豊かな実りをお祝いしていました。ちょうど収穫物のお祝いを兼ねて宴を催しましたが、その際にちょうど満月を鑑賞しながら宴をしていたことが伝説として言われています。
15夜、中秋の名月の由来は?
鷹司巫女
奈良時代くらいに中国から伝わり、貴族は宴を催して詩歌管弦を楽しんだと言われています。今でも中国人の方は、季節の節目に親に感謝の気持ちを込めてお金を贈ったりするそうです。中秋の名月や端午の節句に新年などの旧暦の各行事にはそのような風習も依然として残っています。
若司ハル
日本でも親しまれている節句など季節の変わり目の言葉は、古来の中国の習慣などから広まったものが多いようです。一般庶民に広まったのは、室町時代以降らしく、お供え物をして月を拝むことが庶民にも慣れ親しまれていったそうです。
15夜、中秋の名月のお供え物は?
榊 龍人
ススキ、秋の七草、サトイモ、月見だんごをお供えするようです。それぞれに考え方があり、ススキには月の神様が下りてくると考えられていたそうです。
蔵地 マイ
また、秋の七草には、萩、ススキ(尾花)、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、ききょうと呼ばれる草をお供えしておりました。
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