スペシャリティーコーヒーとは?珈琲の種類の中でも最上級品質のもの!スペシャルティーコーヒー、プレミアム珈琲、コモディティ珈琲、ローグレード珈琲に区分分けされていますが、スペシャリティーは、各産地の明確なキャラクターのある珈琲を指します。
スペシャルティーコーヒーとは?
世界に流通しているコーヒー豆の多くがブレンド豆だったことをご存じですか?2000年代以前は、各生産地や品種が異なる豆が混ぜられて流通していたのです。こうした管理基準があいまいな感じで世界のコーヒー豆は取引されていたのですが、2000年代くらいに入って初めて輸出規格に基準を設けて珈琲の香味に応じて評価をしていこうという機運が生じ現在のスペシャルティーコーヒーという概念が生まれたのです。
そうだったんですか?ブレンド豆でしたらいろいろな味わいが混ざっていたということですね?各生産地の各農園の品種が異なる豆が混ぜられて流通していたとなると珈琲も味が変わってきますね?
そうです。なのでそうしたことを取り除いて各生産地の各農園でおいしいコーヒー豆を集めたものだけを流通しようとしたんです。つまり欠点豆などを除いておいしい豆ばかりを集めたものが「スペシャルティーコーヒー」と呼ばれているのです。
スペシャルティーコーヒーの概念は、各産地の場所や気候、農地や土地の豊かさを加味した場所で明確にその産地の上質な豆を指すといっても過言ではありません。
特に2000年代に台頭し始めたシアトルカフェ系の流れからスターバックスやピッツ珈琲&テイーなどのアメリカ系のカフェがスペシャルティー珈琲に着目したのが今の潮流だといえます。
ということは、スペシャルティーコーヒーって、例えばキリマンジェロとかガテマラという名称とは違うということかな?
昔の定義だと、グアテマラやキリマンジャロといったものは、だれがどこでどんな方法で作ったのか?ということがあいまいだったわけです。そしてなぜこのような香味なのか?もあいまいだったわけです。
それを明確に香味はこのような基準でコーヒー栽培の専門家が例えば、キリマンジャロという土地で端正に育て、専用の方法で栽培した特別なコーヒー豆ということになります。
そうですね。今のスペシャルティーコーヒーの基準や定義は、「コーヒーのカップに至るまでにすべての工程でベストをつくされたものに与えられる称号といえます。」
すべての工程でベストを尽くされた豆だからこそとてもおいしい香味を味わえるのですね?やはり珈琲は、スペシャルティーコーヒーが一番いい♡♡♡
主なコーヒーのランク分け
スペシャルティーコーヒー(specialty) |
プレミアムコーヒー(premium) |
コモディティコーヒー(commodity) |
ロウグレードコーヒー(low grade) |
アメリカスペシャルティーコーヒー協会の区分分けはさらに細かく分類されています。
AUCTION of RARE QUALITY COFFEE |
Q CERTIFIED SPECIALTY GRADE |
PREMIUM GRADE |
EXCHANGE GRADE |
BELOW GRADE |
TRIAGE |
となっています。それだけレアな豆を使うのですから例えば、スタバなどのスペシャルテイー珈琲の場合は、コーヒー農園を買収したり、契約をしたりして独自のレアなスパシャルティーコーヒーの豆を確保しているのです。ですから、変わらないおいしさを提供し続けられるのです。
日本でも味わるようになったスペシャルティーコーヒー
2000年代も前のバブル期の時代の日本で出回っていたコーヒー豆は、ブレンド豆が主流のようだったようです。私たちは、適当な産地の豆として出回っているコーヒー豆のコーヒーを味わって飲んでいたのです。
しかし、今日では、スタバの台頭で街の喫茶店も減り、スペシャルティーコーヒーという高品質で低価格なものを提供する店が主流となっています。
昔の喫茶店には、「アメリカン」というわけのわからない種類のコーヒーがメニューにありましたが、その話を聞くと通常のコーヒーより色が薄いという理由だったそうです。
よく理由がわからなかったですが、その時は小さかったので砂糖とミルクを入れてしまえばそんなに味は変わらないと思っていました。
今ならまさしく「アンビリーバブル」と思ってしまうかもしれません。こうした最上級豆の流通のおかげで私たちは普段からおいしいコーヒーを町のすぐそばで手に入れることができるようになったのです!!スタバに感謝!
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