思いやり予算とは?簡単に解説!使い道や金額などわかりやすく説明!

ビジネス・起業
楽天タイムセール!!開催中!

思いやり予算とは簡単にどんなものを指しているのか?また使い道や金額などを考えたいと思います。そもそもなぜ思いやり予算と言われるようになったのかと言えば、日米地位協定を超える日本とアメリカの関係を維持するためのものとも言えます。貿易摩擦に悩む日本と米国の間で政治的カードとして決定されたもののように思われます。

スポンサーリンク

思いやり予算の使い道や金額

 

防衛省予算に計上されている在駐留米軍の経費を負担するための予算を思いやり予算と通称して呼ばれています。

 

 

財務省の統計報告によれば平成29年で1,946億円、平成30年度で1,968億円、平成31年度で1,974億円を計上しています。

 

 

 

つまり、簡単に言えば、アメリカ軍に駐留してもらうために日本がコスト負担の一部をアメリカに変わって肩代わりするという予算になります。

 

 

思いやり予算は、

 

 

訓練移転費・・・全体の約0.15%
光熱水料等・・・全体の約13.1%
基本給等・・・全体の61.3%
提供施設整備(FIP)・・・全体の約11.6%
労務費の一部(格差給、語学手当等)、(福利費、管理費等)・・・全体の13.8%

にわかれています。(財務省平成27年度思いやり予算内訳より作成)

 

思いやり予算以外でも意外とかかる米軍関係費

 

防衛省の予算報告書によれば、

 

 

米軍再編等関係費で1,935億円

内訳は、地元の負担軽減に資する措置・・・1,679億円

 

 

SACO関係費・・・256億円

 

 

基地対策等関連経費(4,470億円)

内訳は、基地周辺対策経費・・・1,078億円

 

 

在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)・・・1,974億円

 

 

施設借料、補償経費等・・・1,418億円

 

 

となっています。つまりおおよそ6,405億円も米軍関連費で経費がかかっているということです。

トランプ大統領が思いやり予算要求4.4倍の80億ドル要求!

最近のニュースで米政権が思いやり予算を約80億ドルを要求するというニュースが報道で流れています。

 

 

 

これは、今現在1ドル108.73円ですから80億ドルを換算すると約8,698億円になります。

これは、今年の思いやり予算1,974億円からしてみると約4.4倍にもなる金額です。

明らかに莫大な金額を請求していることがわかりますが、アメリカ政府も軍事費の維持等でかなりふところ事情は厳しそうです。

今後の日米間交渉に注目してみましょう。

 



タイトルとURLをコピーしました