お年始とお年賀とはどのような意味?しきたりやマナーなども一挙解説!正月三が日に他家を訪問するのがお年始と呼ばれます。そしてその時に贈るものがお年賀といわれます。現在では7日までとされていますが、長いと15日までをお年始とする場合もあります。
お年始とお年賀ってどんな意味?
お年始とお年賀って普段何気なく使っていますが、その言葉の意味は若干違っているってご存じですか?私自身も何気に使っている言葉を大辞林で辞書を引いて調べたら意外と違う意味だったと最近気づきました。そこで、お年始とお年賀とはどのようなものかを述べてみました。
お年始とお年賀
お年始とは、正月3が日のうちに他家を訪問することを「お年始」、そしてその時に贈るものを「お年賀」といいます。
通常は、3が日までの松の内をいうそうですが、現在では松の内は、7日までをお年始とする地域や会社同士の付き合いの場合は、15日までをお年始とする地域もあるようです。
年始回りのしきたり
昔の人々は、正月に夫婦の実家や本家に仲人の家などを1軒1軒回ってあいさつする習慣があったそうです。
最近では、勤め先の上司の家や仕事上での付き合いのある人、恩師の家を回ることもあったようです。しかし、徐々にあいさつ回りも減り、簡略化されている傾向が多いようです。つまり、身内の集まりだけになる場合が多いようです。
年始回り時のマナー
年始回りをする際には、家族などを除き、正月の元旦を避けて2日以降の松の内にすませます。(松の内とは7日までや15日まで)
事前に相手の都合を確かめておくことが大切です。そのうえで、玄関先で挨拶をすませることが基本です。ここで注意ですが、子供を連れてうかがうとお年玉の心配をさせることにもなりますから、同行させないほうが無難といえます。
年始回りの服装は?
通常は、男性はスーツで女性はワンピースやスーツですが、和服などの着物ならなおよいでしょう。
お年賀には何を持参するの?
基本的にお歳暮を贈っている場合は、年始回りでのお年賀(贈答品)は不要です。持参する場合は、菓子折り、清酒、季節の果物などに「御年賀」として紅白蝶結びののし紙をかけること。
御年賀返しは必要なの?
御年賀のお返しは基本的に必要はありません。その場でお礼を述べるとよいでしょう。
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