引っ越しや転勤などのお祝い贈答のマナーやお返しはどんなもの？引っ越しの場合は、賃貸住宅からマンションなどの場合を指します。新しい家の場合は新築祝いとなるからです。こうした時のお祝い品やいつ贈るかなど知っておいてよい知識をまとめました。
引っ越し祝いや転勤祝のマナー知識
私がサラリーマンだったころは、栄転祝いとして仲間から１万円づつ祝い金をもらいました。上司はくれなかったですが、同僚からとても手厚い栄転祝いをされたのを覚えています。その時は送別会などもかねて朝まで会社の将来などについて語りあかしていました。懐かしい思い出です。
引っ越し祝い・転勤祝はいつ贈る？
引っ越し祝いは、お別れ前に余裕をもって渡すのが一般的です。引っ越し当日は極力避けましょう。最低でも前日までにしましょう。
転勤祝は、会社の送別会の席や親しい知人・同僚関係の間で個別に栄転前に渡すのが望ましいです。
引っ越し祝い・転勤祝はどのような形式で贈るのですか？
紅白の蝶結びののし紙を使用します。表書きには、引っ越し祝いなら「祝御転居」、「祝お引越し」、転勤祝なら「御餞別」、「御栄転祝」などと書いて渡すのが常識です。
引っ越し祝いや転勤祝は何を贈るのですか？
いろいろと出費が重なるために現金や商品券が喜ばれます。また時計や花瓶などの置物も多いですが、親しい友人などは個別に趣味のものや新居にあうものを希望を聞いておくのもよいことです。
引っ越し祝いや転勤祝の祝い金はどのくらい？
引っ越し祝いも転勤祝も親しい場合は多めに金額を渡しているようです。知人程度の付き合いなら下の表の通りです。
表1：引っ越し祝い金御相場表
| 贈る相手 | 贈る金額 |
| 身内・親戚 | 3万円～5万円 |
| 会社の同僚 | 5,000円（親しい場合1万円） |
| 友人・知人 | 5,000～10,000円 |
表2：転勤祝金の相場表
| 贈る相手 | 贈る金額 |
| 会社の同僚 | 5,000～10,000円 |
| 友人・知人 | 5,000～10,000円 |
転勤祝の場合は、特にお世話になった場合は1万円くらいを贈っています。上司の場合も相場は5,000円～30,000円が理想的な金額かもしれません。
引っ越し祝いや転勤祝をもらった時のお返しは必要？
「餞別」としていただいた場合は、基本的にお返しは必要ありません。転勤祝の場合は「餞別金」なので基本はお返しは不要です。どうしてもお返ししたいときは、菓子折り、石鹸、洗剤セット、タオルセットがお返しとしては一般的です。その場合は、「御礼」と表書きを付け加えておきましょう。
お返しをしない場合でも礼状を贈って感謝の気持ちを贈るのもよいでしょう。また転居先が近い場合はお披露目として招待してもよいでしょう。
引っ越し業者にお礼は必要なの？
引っ越し業者の人にも寸志として一人1,000円をあげるのが望ましいです。まとめてリーダーに渡してしまうとリーダーが独り占めをするケースが多いですから、必ずスタッフ全員に一人一人手渡しであげるのがよいです。
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