キャッシュレス決済とはどんなものなのか?わかりやすく解説しました!キャッシュレスとはその名の通り、現金を使わない決済手段です。大きく分けて現在は、クレジットカード、QR・バーコード決済、電子マネー、デビットカードなどがあります。それぞれ特徴のある決済手段です。
キャッシュレス決済とはどんな種類があるのか?
キャッシュレス決済と言えばどんなものがあるのでしょうか?
実際、意外と私たちが気付かないうちに浸透していたものもあれば、近年、電子サービスの発達で便利になった身近なものまでいろいろあります。
例えば、キャッシュレス決済手段の代表格はクレジットカードです。
1960年にアメリカのダイナーズカードがその発祥だといわれています。
日本では1961年にJCBカードの前身の株式会社日本クレジットビューローが日本初のクレジットカードを発行しています。
次に、近年発達した電子決済サービスのQRコード決済サービスです。
代表的なものは、PAYPAYやLINEPAYなどがこのサービスに当たります。
さらに、電子マネーは、2000年代に急速に発達したキャッシュレスサービスで、JR東海が2001年に「SUICA」を発行したことで、日本全国の鉄道系や交通系の電子決済サービスとして日本でも徐々にサービスが普及してきました。
最後に、デビッドカードという銀行口座直結のカードサービスで、どちらかといえばクレジットカードと比較しても似たような性格を持つカードです。
こうした、4つのキャッシュレス決済サービスが日本にはあります。
日本では、キャッシュレス決済を対象にポイント還元を導入しています。
その期間は、2019年10月1日から2020年6月30日までの限定的な期間ではありますが、ポイント還元制度を導入してお得なサービスを受けることができます。
最大5パーセントの還元をされていますから上手に利用すればとってもお得に!!
そうしたことも含めてメリットやデメリットについてわかりやすく解説します。
クレジットカード
クレジットカードは、利用代金を後で支払う後払いの決済手段です。
顧客の信用によって成り立ち、入会には審査を必要とします。
支払いは、カードを提示するだけで決済が成立します。
支払は、締め日に明細が送られて、翌月に支払うことが多いです。
一括払いや分割払い、リボ払いなどの支払い方法があります。
- 有名な国際ブランドとして
- VISA
- Master
- American Express
- JCB
- Diners club
- 中国銀聯
などのクレジットカード会社があります。
クレジットカードのポイント還元メリット
- 現金がなくても買い物することができる。
- 優待サービスや補償などのサービスをランクに応じて受けることができる。
- ポイントやマイルをためることも可能
クレジットカードのポイント還元デメリット
- 必要以上に使いすぎてしまうこともある。
- ランクに応じて年会費がかかる場合がある。
- 支払を滞納すると利用できなくなる。
QR・バーコード決済
QRコードやバーコードを用いた電子決済サービスです。
単にコード決済と呼ばれたり、スマートフォンアプリを利用することが多いのでスマホ決済と呼ばれることもあります。
店頭にあるQRコードをスマートフォンで読み取って支払ったり、スマートフォン上に自分のQRコードやバーコードを表示させて店側の専用読み取り器を使用して支払いをするサービスです。
中国で爆発的に発達し、中国のキャッシュレス化を促進した決済手段です。
決済手段
- クレジットカードと紐づけする(後払い)
- 銀行口座と紐づけして必要な分だけチャージする方法
- セブン銀行ATMからコードを読み取って先に現金をチャージする方法
主な決済サービスの手段としては、日本では以下のサービスがあります。
- LINE PAY
- PAYPAY
- 楽天ペイ
- d払い
- Origami Pay (メルカリに吸収合併される2020年1月)
- au Pay
- Fami Pay
- Amazon Pay
- メルペイ
- ゆうちょPay
- J-Coin Pay
それぞれに特徴があります。また、加盟している店舗数などで使える場所が限定的なサービスもあります。
コード決済のポイント還元メリット
- 無料で手軽に始めることができる。
- すべてのコード決済でポイント還元率が高めに設定されている。
- 決済サービスだけでなく、送金することもできる。
コード決済のポイント還元デメリット
- スマートフォンがないと使えない
- 対応する店舗数がまだ少ない
- セキュリティにまだ不安がある。
電子マネー
電子マネーは、現金の代替となる決済手段です。
現金やクレジットカードでチャージする前払い方式と使った後で支払う後払い方式があります。
こうした方式でICカードに現金をチャージして支払うカード型やネットワーク上で管理するサーバー型電子マネーなどがあります。
日本では主にICカードを利用して決済するサービスをいうことが多く、例えば、SUICAやWAON・Nanacoなどを指すことが多いです。
交通系や流通系でそれぞれICカードを発行している場合が多いです。
主な電子マネーサービス一覧
- SUICA
- 楽天EDY
- nanaco
- WAON
- iD
- QUICPay
それぞれに特徴があります。
日本でおなじみなのは、交通系で電車などに乗車するときやバスなどに乗車するときに使われているSUICAが有名です。
電子マネーのポイント還元メリット
- チャージした金額内で計画的に使用できる。
- 小銭入れかわりに使用できる。
- メジャーな共通ポイントなどにも対応している場合が多い。
電子マネーのポイント還元デメリット
- 必要な時に事前チャージをする必要があり、手間がかかる。
- 電子マネー決済対応店がまだすべて普及しているわけではない。
- 一度、チャージしたお金は、基本、払い戻しができない。
デビッドカード
クレジットカードが、信用で後払いが可能なものに対して、デビッドカードは、銀行口座直結のもので、利用した代金を支払うと同時に銀行口座から引き落としされるカードです。
しかし、クレジットカードと比較すれば審査は厳しくなく比較的容易に契約することができるサービスです。
基本的には、口座残高内の利用だけにとどまりますが、近年は、クレジットカードに似たようなカードローン的なサービスも普及し始めています。
主なブランドは、VISA, MasterCard は、クレジットカードのみではなくデビッドカードも発行しています。
日本でも多くの銀行でデビッド機能付きのキャッシュカードを発行しています。
主なデビットカードの発行銀行一覧です。この他にもたくさんあります。
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
- りそな銀行
- あおぞら銀行
- 三菱UFJ銀行
- イオン銀行
- ソニー銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
デビットカードのポイント還元メリット
- 15歳以上ならだれでも持てる
- 預金残高以上に使いすぎることがない
- クレジットカード並みの保険や補償が付帯していることが多い。
デビットカードのポイント還元デメリット
- ポイント還元率がクレジットカードより低い
- 高速道路など一部で使用できない。
- 分割払い・リボ払いができない。
クレジットカード・デビッドカード・プリぺーどカードの違い
今まで、4つの決済方法について解説しましたが、プリペードカードについて説明をしていなかったので、ここでクレジットカードとデビットカードを用いて比較してみました。
クレジットカード | 事後決済 | 要審査 | |
デビットカード | 即時決済 | 無審査とするカードが多い | |
プリペードカード | 事前決済 | 無審査 |
上の表からそれぞれの特徴を簡単に表現してみました。
このようになっていますから、プリペードカード決済でポイント還元はあるものとないものがあります。以下にポイント還元のあるプリペードカードをあげておきます。
- dカードプリペードカード
- au WALLETプリペードカード
- ソフトバンクカード
- ANA JCB プリペードカード
クレジットカードの後払いの決済手段が苦手な方には、先に必要な金額だけチャージできるプリペードカード決済をお勧めします!!
キャッシュレス決済のまとめ
先に解説しましたが、2019年10月1日から2020年6月30日までの期間は、今まで紹介した決済手段でポイント還元を受けることができます。
ポイントを還元できる場所とモノについてまとめておきます。
ポイント還元率5パーセントと2パーセントの2種類です。
商店街の個人商店など小規模な店では5%、コンビニや外食などのフランチャイズは2%が還元されます。
大手スーパーや百貨店などの大企業、病院はポイント還元の対象になりません!!
- ポイント還元の上限は、クレジットカード・デビットカードで1枚につき1万5000円まで
- PayPayのポイント還元1か月上限は、2万5千円
また、ポイント還元の対象にならないものもあります。
- 金券や金融商品など換金性の高いもの
- 住宅・自動車
- 収納代行サービス・代金引換サービス
- 消費税がかからないもの
キャッシュレス決済では、ポイント還元を行っていないサービスもあります。
ポイント還元を受けられるかどうかを確認してから使用しましょう!!
このポイント還元のお話は、経済産業省が推奨する還元事業でのお話です。
それ以外にも通常他のポイントが付くクレジットカードやQRコード決済サービスなどはあります。
その会社独自でポイント還元をしていることは、多々ありますので、そのあたりを整理して頂ければ、わかりやすいと思います。
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