うんち「大便」は、健康指標の１つです。ウンチ改善で健康生活！！あなたの大便は大丈夫？食べてからウンチになるまでの過程を理解して現状の大便の形状で現在の健康度や腸内の環境が理解できます。そうした便にまつわるよい改善方法を見ていきましょう！！
うんちの形状で健康状態がわかる？便の観察は大切です！！
皆さんが、通常生活をするうえで必要なことは何ですか？3大欲求の一つの食欲・睡眠欲・性欲です。このうち最後の性欲は、排泄欲になる人もいます。つまり、ここでは性欲＝排泄欲としてとらえていきます。
こう考えれば、人は、生活するうえで食べることと寝ることとうんちをすることが目的で生存しているのです。この原理は不変で生きるためには必ず満たさなければ生存することができません。
生存するための必須条件ですからウンチをすることがどれだけ大切か？ということが理解していただけると思います。
そこで3大欲求の1つ（勝手に変えましたが・・・）排泄欲についての大切なお話をしていきたいと思います。
うんちは、人間の生活の一部です。そのウンチを観察することによってその人の健康状態が見えてくるのです！！
うんちの成分
うんちのほとんどが口から食べ物を取り入れた際に消化した残りカスと思っていたらそうでもないようです。基本的に健康的なうんちの約80パーセントが水でできています。つまり水分80％なのです。そして残りの２０％は、食物繊維や腸内細菌、はがれた腸粘膜などで構成されているのだそうです。つまり良質のうんちをするということは、水分と食物繊維に良好な腸内環境が必要だということになってきます。
うんちの指標
イギリスのブリストル大学で考案された「ブリストル便形状スケール」という方法で便の形状が7段階に分類されています。1から７まで分類された便の形状のうち通常は３から５の形状が正常のうんちの範囲とされています。理想形は４の普通便だそうです。そしてみた目なのですが、色は黄土色くらいから黄褐色が指標です。さらに気になる匂いですが、あまり臭いがしないほうがいいといわれています。では、ブリストル便形状を見ていきましょう。
１，コロコロ便
硬くてコロコロした兎の糞のような便
腸内の消化が非常に遅く、消化管の通過時間が約100時間といわれている。
２，硬い便
コロコロの便がつながった状態
３，やや硬い便
表面にひび割れなどが目立ちソーセージ状で硬い便
４，普通便
表面がなめらかで柔らかいソーセージ状なものや蛇のようにとぐろを巻く便
消化管の通過時間24時間から28時間
５，やや柔らかい便
水分が多く柔らかい、半分固形の便
６，泥状便
境界がほぐれてふにゃふにゃの不定形の小方便、泥状の便
７，水様便
水様で固形物を含まない。液体状の便
消化管の通過時間が非常に早く約10時間
食べたものがうんちになるまでの過程
口→歯で噛み砕く→食道を通過→胃→胃でドロドロに消化→十二指腸を通過→小腸へ→小腸で栄養と水分が吸収される→大腸→大腸で水分を吸収→固形のうんちになっていく→肛門から排泄
といった過程です。この間に胃では消化するまでに6時間以上滞留しています。そして小腸も4つの結指腸を通過しながら必要な栄養素を吸収しています。こうした過程で通常24時間から28時間くらいといわれ、人にもよりますがおおむね24時間から72時間以内に食べ物が排泄されているのです。
うんちのニオイ成分は？
臭いの成分
- インドール
- スカトール
たんぱく質が腸内の悪玉菌によって分解されると発生する物質でインドール・スカドールと呼ばれています。肉中心の高脂肪・高たんぱくな食事を続けているとうんちの臭いが強くなります。
肉食中心の人のウンチは臭いといわれますが、原因は腸内の悪玉菌のせいなのです。こうした臭いのもとを改善するには食生活の改善で治るそうですよ！！
健康なウンチを排泄するための心構え！！
食事では、
- 善玉菌をたくさん摂取する
- 腸内フローラを整える
- 食物繊維を多くとる
生活では、
- 腸の大ぜん動を逃さず毎日朝食を摂取する
- オリーブオイルはぜん動によい
- トイレタイムの確保
- こまめに水分補給
- 睡眠はたっぷりとる
- 運動も適度に行う
便秘を予防する
- 加齢による機能低下を防ぐ
- ストレスが多い生活をしない
- 無理なダイエットをしない
- 便意を我慢しない
毎日の生活習慣が健康に影響します。
生活習慣がもとでなりやすい病気はたくさんあります。こうした病気は防ぐ意味でもぜひとも予防医学を取り入れて病気にならない生活習慣を作り上げていきましょう。万病のもとは生活習慣です。これらを改善していくことで健康なうんちも毎日排泄されるのです！！うんちはあなたの体のバロメーター！！毎日の健康維持のためにもうんちを観察してみよう！！
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