牛の糞(フン)からバニラ香料が抽出できることを日本人女性研究者が発見!その方法を解説!この世紀の発見をしたのは国立国際医療センターに所属していた山本麻由さんです。2007年にはイグノーベル化学賞を受賞しています。なんと当時26歳だったそうです。
牛のフンからバニラ香料が抽出できる?その方法を解説!
牛のフン1gに水4mlを加え、200℃で60分間加熱すると、1g当たり約50㎍の『バニリン』というバニラ香料を抽出することに成功したという日本人研究者の発表でした。
この世紀の発見は、通常、バニラ豆から抽出するのらしいですが、価格が半分でできるということです。価格を求めるなら牛のフンですが、バニラアイスを食べるときだけはやっぱり、バニラ豆のほうがいいですね?
このバニリンという香料は、バニラアイスにも用いられます。さらに、香水やシャンプーなど多用途に使用されているものです。香水などなら納得できますね?
この牛のフンからバニリンを抽出する研究では、他にも馬のフンやヤギのフンでも抽出が可能と言われています。
動物のフンでこうした香料がとれるのはやはり地球環境には優しいといえます。そういえば、私たちが普段使っている香水も動物のオシッコを利用して香料を抽出して作られているものなんです。
そう考えれば香料の源がフンという発想には素晴らしい着眼点があったと思います。このフンでの抽出ならコスト面でも有利な生産が可能になるかもしれません。
イグノーベル賞を受賞!!
イグノーベル賞とは、アメリカのユーモアあふれる科学雑誌で取り上げられている賞のようです。卑劣な、あさましいという意味を持つ「イグノーブルignoble」とノーベル賞をかけて造られたイグノーベル賞です。
2004年に国立国際医療センター研究所に所属していた山本麻由さんが発表したのが牛のフンからバニラ香料抽出というもので、見事にイグノーベル化学賞を受賞されたそうです。
こうした研究も世の中に還元されいつか世紀の大発見につながるのかもしれません。
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